ユニクロ母の日ギフトLINEは詐欺？対処法を解説

ユニクロの母の日ギフトをうたったLINEメッセージが出回っていますが、これは詐欺です。

アンケートに答えると50,000円が当たると謳われていますが、ユニクロ公式に確認したところ、そのようなキャンペーンは行っていないとのことでした。

知人からのLINEに騙されて、リンクを開いてしまった方や、アンケートに答えてしまった方もいるかもしれません。

しかし、個人情報を入力すると、クレジットカード情報が不正利用されたり、さまざまな情報が抜き取られる恐れがあります。

本記事では、この「ユニクロ母の日ギフトLINE」の詐欺の手口と、被害にあった場合の対処法について詳しく解説します。

この記事のポイント

ユニクロ母の日ギフトLINEの詐欺に注意

ユニクロを装った母の日ギフトのLINEメッセージが出回っていますが、これは詐欺です。

ユニクロ公式に問い合わせたところ、そのようなキャンペーンは行っていないとのこと。

知人から送られてきたために、リンクを開いてしまった方やアンケートに答えてしまった方もいるかもしれません。

しかし、絶対に個人情報を入力しないようにしましょう。今回は、この詐欺の手口と対処法について詳しく解説します。

ユニクロ母の日ギフトLINEは偽物

ユニクロ母の日ギフトを装ったLINEメッセージは、ユニクロになりすました偽物です。

メッセージには「全国のママに贈る、みんなで参加できるプレゼント」などと書かれており、アンケートに答えるだけで50,000円が当たるチャンスだと謳っています。

しかし、これは個人情報を抜き取ることが目的のフィッシング詐欺。ユニクロ公式に確認したところ、そのようなキャンペーンは行っていないことがわかりました。

アンケートに答えると50000円が当たる?

気になるのは、アンケートに答えるとどうなるのか、という点ですよね。

実際に検証してみたところ、アンケートは全部で4問。2問目で必ず50,000円が当選する仕組みになっています。

つまり、誰でも50,000円が当たると思わせて、個人情報の入力へと誘導しているのです。

賞金を受け取るには、20人の友だちにリンクを送ることが条件。そのため、次々と詐欺の被害者が増えていくのです。

知人からのLINEに気をつけよう

この手の詐欺は、メールやSMSで届くことが多いのですが、今回はLINEで拡散されているのが特徴です。

メッセージを送ってきた友人も、詐欺だと気づかずに転送してしまっているのです。

もし、知人からこのようなメッセージが届いたら、詐欺だと伝えてあげましょう。

そして、絶対にリンクを開かないこと。興味本位でアクセスを繰り返すのも危険です。

ユニクロ公式に確認してみた

ユニクロ公式に問い合わせたところ、母の日に関するLINEメッセージは一切配信していないとのこと。

また、アンケートに答えると現金がもらえるようなキャンペーンも行っていないそうです。

ユニクロからの重要なお知らせは、公式サイトやメールマガジンで案内しているので、そちらをチェックするようにしましょう。

不審なメッセージが届いたら、すぐに削除することをおすすめします。

個人情報の入力には要注意

アンケートに答えて、リンクを20人に送ると、個人情報の入力画面が表示されます。

氏名や住所、クレジットカード番号などを入力するよう求められるのですが、ここで情報を入力してしまうと、クレジットカード情報が不正利用されたり、個人情報が悪用されたりする恐れがあります。

キャンペーンに応募するためになぜクレジットカード情報が必要なのか、よく考えてみてください。少しでも不審に思ったら、絶対に入力しないことです。

リンクを開いただけでも危険

メッセージ内のリンクを開いただけなら、個人情報が漏洩する可能性は低いです。

しかし、メッセージ自体は即座に削除し、URLへのアクセスは控えるようにしましょう。

フィッシング詐欺サイトには、ウイルスが仕込まれている場合もあります。

リンクを開くたびに、スマートフォンがウイルスに感染するリスクがあるのです。被害を防ぐためにも、不審なメッセージは無視することが大切です。

ユニクロ公式が注意喚起

ユニクロ公式サイトでは、母の日キャンペーンを装った不審なメッセージについて注意喚起しています。

ユニクロがLINEで送るメッセージは、公式アカウントからの配信のみ。

見覚えのないアカウントからメッセージが届いても、絶対に返信しないようにしましょう。

また、ユニクロを装ったメールやSMSにも注意が必要です。アカウントをブロックするなどの対策をとることをおすすめします。

ユニクロ公式サイトを確認しよう

ユニクロの最新キャンペーン情報は、公式サイトから確認できます。

トップページの「キャンペーン」や「お知らせ」などをチェックしてみてください。

母の日に関するキャンペーンは、例年4月下旬から5月上旬に実施されています。

内容は、対象商品を購入するとノベルティがもらえるなど。

アンケートに答えるだけで高額賞金が当たるようなキャンペーンは行っていません。公式サイトの情報と照らし合わせれば、詐欺メッセージだと見抜けるはずです。

なりすましメールの見分け方

ユニクロを装ったなりすましメールも多数出回っています。

メールの送信元アドレスをチェックし、「@uniqlo.com」「@fastretailing.com」以外のドメインから送られてきたメールは、すべて偽物だと判断しましょう。

また、メール本文に不自然な日本語表現が使われていたり、見覚えのないURLが記載されていたりする場合も要注意。

少しでも不審に感じたら、メールを開かずに削除することです。

不審なSNSアカウントに注意

ユニクロ公式のSNSアカウントには、認証バッジがついています。

バッジのないアカウントは、偽物の可能性が高いです。

また、ユニクロのロゴや画像を使っていても、アカウント名が「uniqlo_jp」ではなく「uniqlo_japan」になっているなど、細部が異なることがあります。

フォロワー数が非常に少ないアカウントも怪しいです。

SNSでユニクロを名乗るアカウントを見つけたら、公式アカウントかどうかを必ず確認しましょう。

過去の事例から学ぶ

ユニクロを装った詐欺は、今回が初めてではありません。

過去には「ユニクロ38周年記念キャンペーン」を装ったメッセージが大量に拡散され、話題となりました。

手口は全く同じで、アンケートに答えて友だちを誘えば、必ず豪華賞品が当たると謳っていたのです。

こうした事例から学び、懸賞に応募する際は、必ず公式サイトの情報を確認する習慣をつけましょう。

被害にあった場合の対処法

万が一、詐欺メッセージのリンクをクリックしてしまったら、すぐにブラウザを閉じましょう。

また、個人情報を入力してしまった場合は、クレジットカード会社に連絡してカード停止の手続きを取ることが大切です。不正利用されていないか、明細書をこまめにチェックするのも忘れずに。

最悪の場合は、警察に相談するのもひとつの手です。一人で抱え込まずに、専門家に相談しながら冷静に対処しましょう。

相談窓口を活用しよう

ユニクロを装った詐欺の被害にあってしまったら、消費者ホットラインに相談するのがおすすめです。

専門の相談員が、適切な解決方法をアドバイスしてくれます。フリーダイヤルの「188」に電話するだけで、最寄りの消費生活センターにつながります。

メールやチャットでの相談も受け付けているので、一人で悩まずに利用してみてください。早めの相談が、被害を最小限に抑えるカギとなります。

まとめ：ユニクロ母の日ギフトLINEは詐欺