お盆に飾りをしないのは、宗派によって異なります。
特に浄土真宗では、亡くなった人はすぐに成仏すると考えられているため、お盆に帰ってこないとされ、他宗派とは異なる独特のお盆の過ごし方があります。
しかし、お盆の飾りをしないからといって、故人への感謝の気持ちがないわけではありません。
本記事では、浄土真宗を中心に、お盆の飾りをしない理由や、それぞれの宗派におけるお盆の過ごし方、そして大切にしたい心持ちについて詳しく解説します。
- 浄土真宗では亡くなった人はすぐ成仏するため、お盆に飾りをしないのが一般的
- お盆の飾りをしなくても、故人への感謝の気持ちを忘れないことが大切
- 宗派によってお盆の過ごし方は異なるので、自分の宗派の習慣を確認しよう
- お盆の過ごし方に正解はない。家庭に合った方法で故人を偲ぶ時間を持とう
浄土真宗ではお盆の飾りをしないのが一般的?本当のところを解説
浄土真宗では亡くなった人はすぐに成仏するためお盆に帰ってこない
浄土真宗では、亡くなった人はすぐに成仏して浄土に生まれ変わると考えられています。
つまり、お盆の期間に故人の魂が現世に帰ってくるという概念がありません。このため、他の宗派のようにお盆飾りをして精霊棚を設け、ご先祖様をお迎えする習慣はないのが一般的です。
ただし、全ての浄土真宗のお寺や門徒が全くお飾りをしないわけではありません。地域によっては、浄土真宗でも精霊棚を飾ったり、盆提灯を吊るす風習が残っているところもあります。また、各家庭の考え方によっては、他の宗派と同じようにお盆飾りをするケースもあるでしょう。
浄土真宗の教えを重んじつつも、風習としてお盆の飾り付けを行う方も少なくないのです。
とはいえ、浄土真宗の本来の考え方としては、お盆にご先祖様が帰ってくるということはなく、お飾りの必要性は低いとされています。
むしろ、お盆の期間は、亡くなった方々への感謝の気持ちを新たにし、ご先祖様の教えを偲ぶ時期だと捉えられているのです。
浄土真宗のお盆の期間はいつ?
浄土真宗のお盆は、他の宗派と同様に7月13日から16日(7月盆)、あるいは8月13日から16日(8月盆)の4日間が一般的です。地域によって7月盆と8月盆のどちらを行うかは異なりますが、お寺の考えによっても変わる場合があります。
ただ、この4日間がお盆の期間だからといって、特別な行事があるわけではありません。前述の通り、浄土真宗ではご先祖様が帰ってくるという考えがないため、迎え火を焚いたり精霊棚を設けたりする必要がないのです。お寺で法要が営まれることはありますが、各家庭では普段通りの生活を送ります。
強いて言えば、お盆の時期にお寺で行われる「施餓鬼会(せがきえ)」という法要に参加する門徒が多いという特徴があります。施餓鬼会は、餓鬼道に苦しむ霊を供養する法要で、お盆に限ったことではありませんが、お盆の時期に合わせて営まれることが多いのです。この法要に参加し、ご先祖様に感謝の気持ちを捧げるのが、浄土真宗ならではのお盆の過ごし方と言えるでしょう。
浄土真宗ではお盆の提灯の飾り方が他宗派と異なる
一般的な宗派では、お盆に盆提灯を吊るして先祖の霊をお迎えします。この提灯は、故人を偲ぶとともに、魂の目印としても重要な役割を果たします。一方、浄土真宗では、ご先祖様が極楽浄土からわざわざ現世に帰ってくるわけではないため、基本的には盆提灯を飾りません。
ただし、一部の浄土真宗のお寺や門徒の中には、提灯を飾る習慣が残っているところもあります。例えば、九州地方などでは、「盆灯籠(ぼんどうろう)」と呼ばれる浄土真宗独特の提灯を飾ることがあるのです。
この盆灯籠は、切子細工を施した美しい造りが特徴で、通常は1対で飾られます。しかし、一般的な盆提灯と異なり、先祖の霊を迎える目的ではありません。あくまでも、お盆の雰囲気を出すための飾りとして用いられるのです。
さらに、浄土真宗の盆灯籠は、飾る位置も他の宗派とは異なります。一般的な宗派では、精霊棚の横や部屋の隅に盆提灯を吊るすのが一般的ですが、浄土真宗の盆灯籠は、仏壇の横に飾るのが慣例となっています。お寺によっては、盆灯籠を飾る期間も、8月12日から16日までの5日間とするところもあります。
このように、浄土真宗の盆提灯は、他の宗派とは意味合いも飾り方も異なるのが特徴です。とはいえ、盆灯籠を飾るかどうかは、お寺や各家庭の考え方次第。厳密に言えば浄土真宗の教えとは異なりますが、美しい盆灯籠を飾って、お盆の雰囲気を演出するのも一興かもしれません。
浄土真宗のお盆の飾りや供え物の特徴
浄土真宗のお盆は、他の宗派と比べるとシンプルな傾向にあります。前述の通り、盆提灯を飾る習慣がないだけでなく、いわゆる「盆棚(精霊棚)」を設ける風習もありません。そのため、お仏壇を豪華に飾り立てたりはしないのが一般的です。
ただ、全く何も飾らないわけではありません。お盆の期間中は、普段よりも多めのお花をお供えしたり、ロウソクの火を灯したりして、ご先祖様への感謝の気持ちを表すのです。また、お寺によっては、お盆用の特別な掛け軸を飾ることもあります。
お供え物も、他の宗派と少し異なる点があります。一般的には、お盆のお供え物として、果物や和菓子、そうめんなどの麺類を供えるのが定番ですが、浄土真宗ではお供え物はごくシンプル。基本的には、ご飯とお水、それにお花を供えるだけです。
特に、「お仏飯(おぶつはん)」と呼ばれる炊きたてのご飯は、欠かせないお供え物の一つ。お仏飯は、一日の最初にお供えするのが作法とされ、お参りが済んだらいただくのが一般的です。このお仏飯は、「おひつ」と呼ばれる特別な容器に入れてお供えするのが慣例となっています。
また、浄土真宗のお坊さんの中には、お盆のお供え物はシンプルな方が良いとおっしゃる方もいます。これは、お供え物を豪華にすることで、かえって仏様に対する敬いの心が薄れるという考え方によるものです。ご先祖様への感謝の気持ちさえあれば、お供え物はシンプルで十分だというわけです。
とはいえ、お寺や各家庭によっては、浄土真宗の作法に加えて、一般的なお盆のお供え物を取り入れているところもあるでしょう。大切なのは、形式にとらわれるのではなく、ご先祖様への感謝の気持ちを込めてお参りすること。それさえ忘れなければ、お供え物の内容はそれほど重要ではないのかもしれません。
浄土真宗では初盆の法要をしないお寺が多い
初盆とは、故人が亡くなって最初に迎えるお盆のことを指します。一般的な宗派では、この初盆に特別な法要を営み、新しい精霊棚を設けて故人をお迎えします。しかし、浄土真宗の場合、初盆だからといって特別な法要を行わないのが一般的です。
これは、浄土真宗の教えに基づくものです。浄土真宗では、亡くなった人はすぐに極楽浄土に生まれ変わると考えられています。そのため、わざわざ初盆に故人の魂を呼び戻す必要がないのです。初盆だから特別に何かをするということはなく、通常のお盆と同じように過ごすのが一般的なのです。
ただし、全ての浄土真宗のお寺が初盆の法要をしないわけではありません。地域や各お寺の考え方によっては、初盆に特別な法要を営むところもあります。また、各家庭の考え方によっても異なり、初盆だからこそ、より丁寧にご先祖様に感謝の気持ちを捧げたいと考える方もいるでしょう。
大切なのは、形式にとらわれるのではなく、故人への感謝の気持ちを込めてお盆を過ごすこと。初盆だからと肩肘を張る必要はありませんが、故人を偲び、教えを受け継ぐ機会としてお盆を大切にする気持ちを忘れないようにしたいものです。
浄土真宗の初盆は家族だけで過ごすことが多い
浄土真宗のお寺の多くでは、初盆の法要を特別に行わない傾向にあります。そのため、初盆を迎えた家庭では、親戚や近所の人を呼んで法要を営むのではなく、家族だけで静かに過ごすことが多いのです。
これは、浄土真宗の教えに基づくものです。浄土真宗では、亡くなった人はすぐに極楽浄土に生まれ変わると考えられています。そのため、初盆だからといって特別な法要を営む必要がないのです。むしろ、静かに故人を偲び、その教えを胸に刻む時間を持つことが大切だと考えられているのです。
とはいえ、故人を偲ぶ気持ちに変わりはありません。初盆を迎えた家族は、お仏壇に故人の写真を飾り、お供え物を用意して手を合わせます。そして、故人との思い出を語り合ったり、アルバムを眺めたりしながら、その人の生き方や教えを振り返るのです。
このように、浄土真宗の初盆は、華やかな法要よりも、家族の絆を深める時間として大切にされています。故人を偲び、その教えを受け継ぐことこそが、初盆の本当の意味だと考えられているのです。
とはいえ、家族だけで過ごすからといって、初盆を軽視しているわけではありません。むしろ、故人との別れを乗り越え、新たな気持ちで歩み始めるための大切な節目として、初盆を静かに過ごすのです。悲しみに浸るのではなく、故人の生き方から学び、その教えを胸に刻んで前に進むこと。それこそが、浄土真宗の教えに基づいた初盆の過ごし方なのかもしれません。
新盆の飾りつけを簡単に済ませるコツ
新盆(初盆)を迎える家庭にとって、飾りつけは大切な準備の一つです。しかし、何から手をつけていいのか分からず、飾りつけに戸惑う方も少なくありません。そこで、新盆の飾りつけを簡単に済ませるコツをご紹介します。
まず、基本的な飾りつけとしては、お仏壇に故人の写真を飾り、線香とローソクを用意することから始めましょう。新盆用の白い蝋燭を使うのがよいでしょう。また、仏花を供えるのも忘れずに。菊やリンドウなど、秋の花がおすすめです。
次に、お盆飾りを用意します。新盆の目印として、白提灯(白紋天)を玄関先に吊るすのが一般的ですが、最近は電池式の簡易タイプも販売されています。また、精霊棚を設ける場合は、市販の簡易棚を利用するのもよいでしょう。
肝心のお供え物は、故人の好物を中心に、果物やお菓子、麺類などを用意します。ただ、あまり種類を増やしすぎると準備が大変になるので、適量を心がけましょう。お仏壇やお盆飾りに合わせて、こぎれいに盛り付けることが大切です。
最後に、盆棚や玄関などに置く小物類を飾り付けます。盆ちょうちんや水の子、ほおずきなどがポイントになりますが、最近はLEDライトを使った簡易タイプも人気。飾りすぎるとかえって雑然とした印象になるので、シンプルに飾るのがおすすめです。
以上のように、新盆の飾りつけは、基本的なアイテムを揃えることから始めましょう。形式にとらわれすぎず、故人を偲ぶ気持ちを大切にすることが何より重要です。手作りのアイテムを取り入れるのも、心のこもった飾りつけのコツと言えるでしょう。
浄土真宗以外でもお盆の飾りをしない宗派や片付け方を解説
お盆をやらない宗派もある
実は、浄土真宗以外にも、お盆を特別に行わない宗派があります。代表的なのが、日蓮宗と曹洞宗です。
日蓮宗では、お盆を「施餓鬼(せがき)」と呼び、お盆の期間に特別な行事はありません。お盆だからといって、先祖の霊を迎えるわけではなく、普段と同じようにお参りをするだけです。ただし、地域によっては、他の宗派と同じようにお盆を行うところもあります。
曹洞宗でも、お盆を「施餓鬼会(せがきえ)」と呼び、特別な行事は行いません。ただし、曹洞宗では、お盆の時期に「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という法要を営むのが一般的です。これは、釈尊の弟子である目連尊者が、餓鬼道に堕ちた母を救った故事に由来する法要で、お盆とは直接関係ありません。
このように、宗派によってお盆の捉え方は異なります。浄土真宗のように、お盆を特別視しない宗派もあれば、他の宗派と同じようにお盆を行う宗派もあるのです。大切なのは、宗派の違いを超えて、先祖への感謝の気持ちを忘れないこと。それぞれの宗派の教えに基づいて、先祖を敬う心を大切にしたいものです。
お盆にやってはいけないことや厳禁行為
お盆は、先祖の霊を迎え、供養する大切な行事ですが、一方で、お盆の期間中にやってはいけないこともあります。宗派によって多少の違いはありますが、一般的なタブーをいくつかご紹介しましょう。
まず、お盆の期間中は、葬式を避けるのが一般的です。お盆は先祖の霊を迎える行事ですが、葬式は逆に霊を送る儀式。これらが重なると、先祖の霊が混乱してしまうと考えられているためです。
また、お盆の期間中は、結婚式や引っ越しも避けるのが無難です。特に、結婚式は、先祖の霊を送り出す「送り盆」の期間と重なると、縁起が悪いと考えられています。引っ越しも、荷物の搬出入で先祖の霊を乱すことになるため、避けた方がよいでしょう。
さらに、お盆の期間中は、旅行や帰省を控えめにするのが一般的です。せっかく帰ってきた先祖の霊を置き去りにすることになるため、できるだけ自宅で過ごすのがよいとされています。
ただし、これらのタブーは、あくまでも一般論。宗派によっては、特にタブーを設けていないところもあります。大切なのは、先祖を敬う気持ちを忘れないこと。タブーにとらわれすぎず、それぞれの家庭の事情に合わせて、お盆を過ごすことが大切です。
浄土真宗のお盆は本当に何もしないわけではない
浄土真宗のお盆は、他の宗派と比べるとシンプルで、特別な行事がないように思われがちです。しかし、本当に何もしないわけではありません。浄土真宗なりのお盆の過ごし方があるのです。
まず、浄土真宗でも、お盆の時期にお寺に参拝するのが一般的です。お寺では、「施餓鬼会(せがきえ)」という法要が営まれることが多く、多くの門徒がお参りに訪れます。この法要は、餓鬼道に苦しむ霊を供養するためのもので、お盆とは直接関係ありませんが、お盆の時期に合わせて行われるのが慣例となっています。
また、浄土真宗の各家庭でも、お盆の時期にはお仏壇のお飾りを変えるのが一般的です。普段よりも多めのお花を供えたり、ローソクの火を灯したりして、先祖への感謝の気持ちを表すのです。中には、お盆用の特別な掛け軸を飾るお宅もあります。
さらに、浄土真宗のお坊さんの中には、お盆の時期に門徒の家を回って、お経を上げるという習慣を持っているお寺もあります。これは、先祖の供養というよりも、門徒との交流を深める目的で行われることが多いようです。
このように、浄土真宗のお盆は、他の宗派ほど派手ではありませんが、それぞれのお寺や家庭なりのお盆の過ごし方があるのです。大切なのは、先祖への感謝の気持ちを忘れないこと。形式にとらわれず、その気持ちを大切にお盆を過ごすことが何より重要なのかもしれません。
盆飾りの供養と正しい捨て方
お盆が終わると、盆飾りの片付けが待っています。しかし、お盆飾りは、単に捨てるのではなく、供養してから処分するのが一般的です。それでは、盆飾りの供養と正しい捨て方をご紹介しましょう。
まず、盆飾りの供養は、お盆の最終日である「送り盆」に行うのが一般的です。送り盆には、先祖の霊を送り出すために、「送り火」を焚く習慣があります。この送り火で、盆飾りを焼き、供養するのです。
具体的には、まず盆飾りを神棚やお仏壇に向かって持ち上げ、感謝の気持ちを込めて手を合わせます。そして、盆飾りを送り火に投げ入れ、焼却します。この際、「来年もまたお迎えしますので、よい年をお過ごしください」などと唱えるのが一般的です。
ただし、最近は、送り火を焚くことが難しい地域も増えています。そのような場合は、盆飾りをお寺に持っていき、供養してもらうのもよいでしょう。お寺によっては、盆飾りの供養を受け付けているところもあります。
また、供養が難しい場合は、盆飾りを丁寧に片付け、可燃ゴミとして処分するのも一つの方法です。ただし、その際は、盆飾りに塩をかけて清めてから、紙に包むなどして、丁重に扱うことが大切です。
いずれにせよ、盆飾りは、先祖の霊を迎えるために飾ったものです。単なるゴミとして扱うのではなく、感謝の気持ちを込めて供養し、処分することが大切なのです。
よくある質問
Q1. 浄土真宗でも、盆提灯を飾ってもいいの?
A1. 浄土真宗の教えでは、盆提灯を飾る習慣はありませんが、地域や各家庭の考え方によっては、飾る場合もあります。ただし、先祖の霊を迎えるためではなく、お盆の雰囲気を出すための飾りとして扱うのが一般的です。
Q2. 浄土真宗のお盆には、何を供えればいいの?
A2. 浄土真宗のお盆には、基本的には、ご飯とお水、それにお花を供えます。特に、「お仏飯(おぶつはん)」と呼ばれる炊きたてのご飯は、欠かせないお供え物です。ただし、お寺や各家庭によっては、他の宗派と同じように、果物や和菓子、麺類などを供えることもあります。
Q3. 浄土真宗で初盆の法要をしない場合、家でお参りするだけでいいの?
A3. 浄土真宗で初盆の法要をしない場合は、家族でお仏壇に手を合わせ、故人を偲ぶだけで十分です。ただし、お寺によっては、初盆の法要を営むところもあるので、普段からお世話になっているお寺に相談してみるのもよいでしょう。
Q4. 浄土真宗のお盆に、親戚を呼んでお盆の行事をしてもいいの?
A4. 浄土真宗のお盆は、基本的には家族だけで静かに過ごすのが一般的ですが、親戚を呼んでお盆の行事をすることは問題ありません。ただし、その際は、浄土真宗の教えに基づいた、シンプルなお盆の過ごし方を心がけるのがよいでしょう。
まとめ
浄土真宗のお盆は、他の宗派と比べるとシンプルで、特別な行事が少ないのが特徴です。これは、浄土真宗の教えに基づくもので、亡くなった人はすぐに極楽浄土に生まれ変わると考えられているためです。
しかし、だからといって、浄土真宗のお盆が何もしないわけではありません。お寺に参拝したり、お仏壇のお飾りを変えたりするなど、それぞれのお寺や家庭なりのお盆の過ごし方があるのです。
大切なのは、形式にとらわれるのではなく、先祖への感謝の気持ちを忘れないこと。浄土真宗の教えに基づいて、その気持ちを大切にお盆を過ごすことが何より重要なのです。
お盆は、先祖の教えを受け継ぎ、家族の絆を深める大切な機会。宗派の違いを超えて、その意義を改めて考えるきっかけにしたいものです。
記事のまとめ
- 浄土真宗では亡くなった人はすぐに成仏するため、お盆に帰ってこないと考えられている
- 浄土真宗のお盆の期間は他宗派と同様だが、特別な行事はない
- 浄土真宗の盆提灯の飾り方は他宗派と異なり、飾らないお寺も多い
- 浄土真宗のお盆の飾りや供え物はシンプルで、お仏飯が重要である
- 浄土真宗の多くのお寺では初盆の法要をしない
- 浄土真宗の初盆は家族だけで静かに過ごすことが多い
- 新盆の飾りつけは基本的なアイテムを揃え、故人を偲ぶ気持ちを大切にするとよい
- 日蓮宗や曹洞宗など、浄土真宗以外にもお盆を特別に行わない宗派がある
- お盆の期間中は葬式や結婚式、旅行を避けるのが一般的である
- 浄土真宗のお盆は何もしないわけではなく、お寺参りやお仏壇の飾りつけをする
- 盆飾りは供養してから処分するのが正しい捨て方である