お中元が来なくなったと感じていませんか?
親しい間柄だったはずなのに、ある年を境にお中元が届かなくなってしまった。
そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
お中元が来なくなった理由とは一体何なのでしょう。
また、もしお中元が来なくなってしまったら、どのように対応すればよいのでしょうか。
本記事では、お中元が来なくなった際の正しい対処法や注意点について詳しく解説します。
- お中元が来なくなったのは、贈る側の一方的な事情による可能性が高い
- お中元が来なくなったからといって、相手との関係が悪化したわけではない
- お中元をやめたい場合は、段階的に品物を減らしていくのがマナー
- 相手への感謝の気持ちを忘れずに、お中元のやりとりを続けていくことが大切
お中元が来なくなった理由と対処法
お中元をもらいっぱなしでいいの?
お中元をもらったら、必ずお礼の品を贈るべきでしょうか。
実は、お中元は目上の人から目下の人へ贈るのが一般的なので、もらった側からお返しをする必要はありません。
ただし、お礼状を送るのはマナーです。
親しい間柄なら電話やメールでもOKですが、目上の人へは封書で丁寧に感謝の気持ちを伝えましょう。
お中元のお礼を言わないのはマナー違反?
お中元をいただいたら、すぐにお礼状を送るのがマナーです。
遅くとも3日以内には送りたいところ。お礼状とお返しを一緒に送るのは避けましょう。
お返しの品が間に合わず、お礼状が遅れてしまうことがあるからです。
まずはお礼状を送り、1週間ほど間を空けてからお返しを贈るのがベターです。
お中元のお礼状が来ないときの対応
お中元を贈ったのに、お礼状が届かないことがあります。
しかし、お中元は贈る側の一方的な気持ちです。
お礼状がなくても、贈り続けるのが本当のお中元だと言われています。
お礼状を期待して贈るのは、自分の利益を求めているだけ。
お中元を贈り続けることで、相手の心に徐々に響いていくのです。
親戚とのお歳暮のやりとりをやめたい
親戚とのお歳暮のやりとりを辞めたいと思っても、なかなか言い出せないものです。
そんなときは、段階的にやめていく方法がおすすめ。まずは、お中元だけにして、翌年はお歳暮の品物の金額を下げます。
そして、お歳暮自体をやめて、代わりに挨拶状を贈ります。
急にやめるのではなく、徐々に品物を減らしていけば、失礼のないようにお歳暮をやめられるでしょう。
お歳暮の連絡が途絶えてしまったら
毎年贈っていたお歳暮の連絡が途絶えてしまったら、相手に何かあったのかと心配になります。
しかし、あえて理由を聞くのは控えましょう。相手の事情を考えると、聞きづらいものです。
それでも、一方的に贈るのをやめるのは失礼に当たります。
お歳暮の品物は贈らずとも、暑中見舞いや年賀状など、別の形で挨拶を続けていくのがマナーです。
お中元が来なくなったときの注意点
遅れてきたお中元への対応方法
お中元が遅れて届いたら、どう対応すればいいのでしょうか。
お中元の時期は、地域によって異なります。関東なら7月上旬から15日まで、関西や九州では7月下旬から8月15日までが一般的です。
多少遅れても、8月末までなら「残暑見舞い」として受け取れます。
品物と一緒に、近況を知らせる手紙を添えるのもいいですね。
お中元が届くまでの期間の目安
お中元を贈ってから、相手に届くまでどのくらいかかるのでしょうか。
配送方法によって異なりますが、通常は1週間以内には届きます。
ただし、人気の品物は品切れになることもあるので、早めの注文がおすすめ。
配送日時を指定できる場合は、相手の都合に合わせるのがベターです。届くまでの期間を考えて、ゆとりを持って贈りましょう。
お中元を送るのが遅れた場合のマナー
お中元を送るのが遅れてしまったら、どうすればいいのでしょうか。
8月末までなら、「残暑見舞い」として送れます。9月に入ってしまった場合は、「残暑御伺い」や「残暑御見舞い」と表書きを変更しましょう。
ただし、9月中旬以降は、もはやお中元とは言えません。
品物は贈らずとも、遅れた理由を添えた手紙を送るのがマナーです。
よくあるお中元のQ&A
Q. お中元の相場っていくらくらい?
A. 3,000円~5,000円程度が一般的です。
Q. お中元を贈る時期は?
A. 関東なら7月上旬から15日まで、関西や九州なら7月下旬から8月15日までが目安です。
Q. 喪中の人にお中元を贈るのはNG?
A. 喪中でも、お中元を贈ることはOKです。ただし、のしは付けずに、「御中元」と表書きします。
お中元が来なくなったときのまとめ
お中元が来なくなったからといって、相手との関係が悪化したわけではありません。
お中元は贈る側の一方的な気持ちです。お礼を期待せずに、粛々と贈り続けることが大切。
もし、お中元をやめたいなら、段階的に品物を減らしていくのがマナーです。
相手への感謝の気持ちを忘れずに、お中元のやりとりを続けていきましょう。
記事のまとめ
- お中元が来なくなった理由は、贈る側の一方的な事情による場合が多い
- お中元が来なくなったからといって、相手との関係が悪化したわけではない
- お中元は贈る側の一方的な気持ちであり、お礼を期待せずに贈り続けることが大切
- お中元をやめたい場合は、段階的に品物を減らしていくのがマナー
- 相手への感謝の気持ちを忘れずに、お中元のやりとりを続けていくことが重要
- お中元が遅れて届いた場合は、8月末までなら「残暑見舞い」として受け取れる
- お中元が届くまでの期間は、通常1週間以内だが、人気の品物は品切れの可能性もある
- お中元を送るのが遅れた場合は、9月中旬以降はお中元とは言えない
- お中元の相場は3,000円~5,000円程度が一般的
- 喪中の人にお中元を贈ることはOKだが、のしは付けずに「御中元」と表書きする
- お中元が来なくなったときは、相手との関係を考えて対応することが大切