お中元を贈る際、大安や仏滅など六曜を気にする方は多いのではないでしょうか。
特に友引は「友を引く」という意味があり、お中元を贈るのに適した日なのか気になるところです。
そこで今回は、六曜の意味や由来を解説しつつ、お中元を贈るのに友引がおすすめの日なのかを詳しく紹介します。
友引にお中元を贈ると縁起が悪いのか、六曜を気にすべき理由なども合わせて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
- お中元を贈る際、友引は大安に次ぐ吉日なので問題ない
- 友引の午前中や夕方は吉とされるが、正午は避けるのが無難
- 現代では六曜を気にする人は少なくなっているので、あまり気にしすぎる必要はない
- お中元は感謝の気持ちを伝える贈り物なので、贈る日は相手の都合を最優先に考えることが大切
お中元を贈るのに友引はおすすめの日?六曜について解説
六曜カレンダーで友引の意味とは
六曜カレンダーでは、友引は大安に次いで縁起の良い日とされています。
友引は「友を引く」という意味があり、友人との絆を深めるのに適した日だと考えられています。
また、「勝負の決着がつかない、良くも悪くもない日」とも言われ、ほどほどの吉日とされています。
お中元を贈るのに大安がおすすめな理由
お中元を贈る日としては、大安が最もおすすめです。
大安は「大いに安し」という意味があり、六曜の中で最も縁起の良い日とされています。
何事を行うにも良いとされ、贈り物をするのにも最適な日だと考えられています。
友引の日にお中元を贈るのは控えめにした方がよい理由
一方で、友引の日にお中元を贈るのは控えめにした方が良いでしょう。
友引は「友を冥土に引き寄せる」という意味もあるため、葬儀や法事を避ける日とされています。
お中元は冥土に関係ないとはいえ、縁起を気にする人もいるため、できれば避けた方が無難です。
友引の11時は吉とされるが贈り物には不向き
友引の日は、午前中が吉、正午は凶、夕方は大吉とされています。
特に11時頃は吉とされていますが、お中元を贈るには適していません。
お昼時は相手の都合を考えると避けるべきですし、夕方は配送の都合上難しいでしょう。
お祝い事は大安や先勝が吉日とされる
お中元はお祝い事ではありませんが、お祝い事を行うなら大安か先勝が吉日とされています。
大安は何をするのにも良い日、先勝は午前中が吉とされる日です。
結婚式や結納、開店や引っ越しなどのお祝い事は、できるだけ大安か先勝を選ぶようにしましょう。
お歳暮と六曜の関係性!先負や仏滅に贈ってもいいの?
お歳暮は12月上旬〜中旬が贈るのに最適な時期
お歳暮は、一般的に12月上旬から中旬にかけて贈るのが最適とされています。
これは、年末の慌ただしい時期を避けるためです。
また、クリスマスや年末年始の挨拶回りの前に贈ることで、相手に気持ちよく受け取ってもらえるでしょう。
2024年のお歳暮は大安の日がおすすめ
2024年のお歳暮を贈る日としては、大安の日がおすすめです。
大安は六曜の中で最も縁起の良い日とされ、何事を行うにも良いとされています。
2024年12月の大安は、1日、7日、13日、19日、25日、31日です。この中から都合の良い日を選んで贈ると良いでしょう。
お歳暮ののしマナーと友引の関係性
お歳暮ののしは、基本的に「御歳暮」と記載します。ただし、友引の日に贈る場合は、「御礼」や「御挨拶」などの表記にすると良いでしょう。これは、友引が葬儀や法事を避ける日とされているためです。「御歳暮」という表記を避けることで、縁起を気にする人への配慮になります。
先勝の日は午前中がお歳暮に適している
先勝の日は、午前中が吉とされています。
お歳暮を贈るなら、午前中に配送されるように手配すると良いでしょう。
ただし、午後になると凶となるため、配送が午後になりそうな場合は避けた方が無難です。
お供えを送る日は仏滅を避けるのが一般的
お歳暮とは別に、お供えを送る場合は仏滅を避けるのが一般的です。
仏滅は「仏も滅する」という意味があり、仏事に関することは避けるのが良いとされています。
お供えを送る際は、なるべく仏滅以外の日を選ぶようにしましょう。
お中元・お歳暮と六曜のQ&Aよくある質問
Q. お中元やお歳暮を友引や仏滅に贈っても大丈夫?
A. 友引や仏滅でも、相手が気にしないのであれば問題ありません。ただし、相手が縁起を気にするタイプの場合は避けた方が無難です。
Q. お中元やお歳暮を贈る際の吉日は?
A. お中元やお歳暮は、大安が最も吉日とされています。何事を行うにも良いとされる日なので、贈り物をするのにもおすすめです。
Q. 友引や仏滅以外で避けた方が良い日は?
A. 先負や赤口も、あまり縁起の良くない日とされています。先負は午前中、赤口は一日中凶とされているので、できれば避けた方が良いでしょう。
お中元やお歳暮を贈る日は六曜を気にしすぎないことが大切
お中元やお歳暮は、日頃の感謝の気持ちを伝える大切な贈り物です。
しかし、贈る日を六曜で決めるのは、あまりおすすめできません。
なぜなら、現代では六曜を気にする人は少なくなっているからです。
むしろ、相手の都合に合わせて、受け取りやすい日を選ぶことが大切です。
記事のまとめ
- 六曜とは中国から伝わった暦占いで、日の吉凶を判断するもの
- 六曜は先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6種類
- 友引は六曜の中で大安に次ぐ吉日とされる
- 友引は「友を引く」という意味で、友人との絆を深める日
- 友引は午前中が吉、正午が凶、夕方が大吉
- お中元を贈る際は友引でも問題ないが、正午は避けるのが無難
- お中元は感謝の気持ちを伝える贈り物で、お祝い事ではない
- 現代では六曜を気にする人は少なくなっている
- 贈る日は相手の都合を優先し、受け取りやすい日を選ぶことが大切
- お中元の基本の時期は7月上旬から中旬
- 感謝の気持ちを込めて、心のこもった贈り物をすることが何より大切
六曜を気にするあまり、贈る時期が遅れてしまっては本末転倒です。
お中元は7月上旬から中旬、お歳暮は12月上旬から中旬が基本の時期なので、この時期に贈ることを心がけましょう。
そして、相手への感謝の気持ちを込めて、心のこもった贈り物をすることが何より大切なのです。