お中元をいただいたら、親戚へのお礼状を送るのがマナーですが、堅苦しい文面になってしまうのが悩みどころですよね。
でも大丈夫!親しみやすい言葉で感謝の気持ちを伝えれば、失礼のないお礼状が書けるはずです。
この記事では、親戚へのお中元のお礼状を堅苦しくなく書くコツをご紹介。基本的なマナーから、具体的な文例まで詳しく解説します。
ビジネスシーンでのお中元のお礼状の書き方のポイントもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
- 親戚へのお中元のお礼状は、できるだけ早めに出すのがマナー
- 親しみやすい言葉遣いを心がけ、堅苦しくなりすぎないよう注意
- お中元の品物について、具体的にコメントやエピソードを交えて感謝を伝える
- ハガキを使うと気軽に送れ、時候の挨拶を添えると季節感が出てよい
親戚へのお中元のお礼状を堅苦しくなく書くコツ
お中元お礼状の基本マナーを押さえよう
お中元のお礼状を書く際は、基本的なマナーを押さえることが大切です。
お中元が届いたら、できるだけ早めにお礼状を送りましょう。
お礼状には、お中元を確実に受け取ったことを伝える意味もあるからです。
具体的には、以下の点に気をつけましょう。
- お中元が届いてから、遅くとも3日以内にお礼状を出す
- 手書きの お礼状を送る(ハガキや便箋を使う)
- 時候の挨拶や相手の健康を気遣う言葉を添える
親しみやすい言葉遣いを心がける
親戚へのお中元のお礼状は、堅苦しくなりすぎないよう、親しみやすい言葉遣いを心がけましょう。
例えば、以下のようなポイントに注意します。
- 「拝啓」「敬具」などの頭語・結語は使わない
- 「〜でございます」などの丁寧語は避け、「〜です」「〜ます」調で書く
- 「いつもお世話になっております」など、あまり改まった表現は控えめにする
ただし、あまりくだけすぎるのも失礼にあたるので、程よい丁寧さは保つようにしましょう。
具体的なエピソードを交えて感謝を伝える
お中元のお礼状では、いただいたお中元の品物について、具体的にコメントすると良いでしょう。
例えば、「〇〇が大好きなので、とてもうれしかったです」「早速家族みんなでおいしくいただきました」など、エピソードを交えながら、感謝の気持ちを伝えます。
また、「いつも細やかなお心遣いをありがとうございます」など、日頃の感謝の言葉を添えるのもおすすめです。
ハガキを活用して気軽に送ろう
親戚へのお中元のお礼状は、ハガキを使うと気軽に送ることができます。ハガキなら、短い文章でも失礼にはあたりません。
また、夏らしいデザインの絵ハガキを選べば、見た目にも涼しげで季節感が出せるでしょう。
時候の挨拶で季節感を添える
お中元のお礼状には、時候の挨拶を添えると、季節感が出て良いでしょう。7月や8月に送る場合は、以下のような表現が使えます。
- 盛夏の候、皆様にはますますご健勝のことと存じます。
- 酷暑が続く毎日ですが、お変わりありませんか。
- 立秋を過ぎましたが、まだまだ暑い日が続きそうです。
ただし、あまり堅苦しい時候の挨拶は避け、「暑い日が続きますが、お元気でお過ごしでしょうか」など、親しみやすい表現を選ぶのがおすすめです。
ビジネスシーンでのお中元お礼状の例文集
会社宛てのお中元お礼状の書き方
会社宛てにお中元のお礼状を送る場合は、以下の点に気をつけましょう。
- 会社名と役職、氏名を正確に記載する
- 「拝啓」「敬具」などの頭語・結語を使う
- 「平素は格別のお引き立てを賜り」など、ビジネス用の定型表現を使う
- お中元をいただいたお礼とともに、今後ともお付き合い願いたい旨を伝える
以下は、会社宛てのお中元お礼状の例文です。
拝啓 盛夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたびは素敵な夏ギフトをご送付いただき、誠にありがとうございました。弊社社員一同、心より感謝しております。
今後とも変わらぬお付き合いを賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
敬具
個人宛てのお中元お礼状の文例
お世話になっている取引先の担当者など、個人宛てにお中元のお礼状を出す場合は、以下のような文例を参考にしましょう。
〇〇株式会社 △△部 □□様
拝啓 時下ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。平素は大変お世話になっております。
このたびは、素敵なお中元をいただき、誠にありがとうございます。いつも細やかなお心遣いに感謝しております。
まだまだ暑い日が続きますが、くれぐれもご自愛ください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
敬具
目上の方へのお中元お礼状の注意点
目上の方へお中元のお礼状を書く際は、以下の点に注意しましょう。
- 失礼のないよう、丁寧な言葉遣いを心がける
- 「恐縮です」「お心遣いに感謝しております」など、へりくだった表現を使う
- 「お忙しい中」「お手数をおかけしまして」など、相手を気遣う言葉を添える
お中元のお返しを贈る際のお礼状の例文
お中元をいただいた際、お返しを贈る場合のお礼状は、以下のような例文を参考にしてください。
拝啓 残暑の候、皆様にはますますご健勝のことと存じます。
先日は素敵なお中元をいただき、ありがとうございました。本日、お返しの品を送らせていただきました。どうぞご笑納ください。
これからも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
敬具
食べ物のお中元をいただいた時のお礼状文例
食べ物のお中元をいただいた際のお礼状は、以下のような文例がおすすめです。
前略 暑い日が続きますが、お変わりありませんか。
先日は、おいしそうな〇〇のセットをいただき、ありがとうございました。早速家族で味わったところ、みんな大喜びでした。
いつも美味しいものをお送りいただき、感謝しております。残暑厳しき折から、くれぐれもご自愛ください。
草々
お歳暮のお礼状にも応用できる書き方のポイント
お中元のお礼状の書き方は、お歳暮のお礼状にも応用できます。時候の挨拶を冬の季語に変えたり、「お歳暮」という言葉を使うなど、一部をアレンジすれば、同じ要領で書けるでしょう。
以下のポイントを押さえておきましょう。
- 「師走の候」「寒冷の候」など、冬の時候の挨拶を使う
- 「年の瀬」「新年を迎える」など、年末年始を意識した言葉を添える
- 「お歳暮」「年末のご挨拶」など、お歳暮らしい表現を使う
Q&A:お中元のお礼状に関するよくある質問
Q:お中元が届いてから、お礼状はいつまでに出せばいい?
A:お中元が届いてから、遅くとも3日以内にお礼状を出すのがマナーです。できるだけ早めに送りましょう。
Q:お中元のお礼状は、メールで送ってもいい?
A:親しい間柄なら、メールでお礼を伝えるのもOKです。ただし、改まったお付き合いの場合は、手書きのお礼状を送るのが望ましいでしょう。
Q:お中元をいただいたのに、うっかりお礼状を出し忘れてしまった。どうしたらいい?
A:お礼が遅れてしまった場合は、まずは電話やメールで早急にお礼を伝えましょう。その上で、あらためて手書きのお礼状を送ります。お詫びの言葉も添えると良いでしょう。
まとめ:心のこもったお中元のお礼状を送ろう
お中元をいただいたら、感謝の気持ちを込めてお礼状を送りましょう。親戚や友人など親しい間柄の場合は、堅苦しくなりすぎないよう、親しみやすい言葉で気持ちを伝えるのがポイントです。
一方、ビジネスシーンでは、基本的なマナーを押さえつつ、丁寧な言葉遣いで感謝と今後のお付き合いへの思いを述べましょう。
いずれにしても、お中元をいただいたら、できるだけ早めにお礼状を送るのを忘れずに。一言添えるだけで、相手に感謝の気持ちがしっかり伝わるはずです。
記事のまとめ
- お中元のお礼状は、できるだけ早めに出すのがマナーである
- 親戚へのお中元のお礼状は、堅苦しくなりすぎないよう親しみやすい言葉遣いを心がける
- お中元の品物について、具体的にコメントやエピソードを交えて感謝を伝えるとよい
- ハガキを使うと、親戚へのお中元のお礼状を気軽に送ることができる
- お中元のお礼状には、時候の挨拶を添えると季節感が出てよい
- ビジネスシーンでのお中元お礼状は、基本的なマナーを押さえつつ丁寧な言葉遣いが大切だ
- 会社宛てのお中元お礼状は、会社名と役職、氏名を正確に記載する
- 個人宛てのお中元お礼状の文例を参考にすると、スムーズに書ける
- 目上の方へのお中元お礼状は、失礼のないよう丁寧な言葉遣いを心がける
- お中元のお返しを贈る際のお礼状の例文もある
- 食べ物のお中元をいただいた時は、おいしかったエピソードを添えるとよい
- お歳暮のお礼状にも、お中元のお礼状の書き方のポイントは応用できる